ナンキン(なんきん)
◆ナンキンの歴史◆
ナンキンナンキンは、地金・土佐錦魚と並ぶ日本の三大地金魚のひとつで、島根県を中心に親しまれている金魚です。「出雲ナンキン」ともいわれます。
カタカナ表記の地金魚であり、その歴史も手元の資料で調べてみると、240年近い年月が経過しています。1982年には島根県の天然記念物に指定されています。
品種名は地名から来たものだと思われますが、この金魚が、中国の南京地方からきたという資料、情報はなく、名前の由来については様々な説があります 。
→写真:ナンキン
◆特徴◆
ナンキンは、大坂らんちゅうと共にマルコから品種として分離したと言われており、原種のマルコ(和金から背びれを取り改良されたもの)に最も近い体形を持っているともされています。背びれがないのはらんちゅうと同じで、肉瘤がなく少しとがった口先が特徴です。
常に大型になる金魚で、優良魚の育成は『産まれ三分、飼い七分』と言われるほど、飼育技術が優良の育成に大きく関わってくる魚です。