水泡眼(すいほうがん)
◆水泡眼の歴史◆
更紗水泡眼 中国原産で日本でも非常に人気がある品種。突然変異で眼下の結膜が誇大化した蛤蟆頭魚(ハマトウユイ)が元祖。
中国の上流階級層で飼育・改良が重ねられ、1900年代初頭には一般的な金魚として庶民の間にも広まった。日本には1958年にはじめて輸入された。
→写真:更紗水泡眼
◆特徴◆
上向きの眼の左右に風船のような袋がついているのが特徴の魚。この両目下の袋(水泡)には、リンパ液が入っています。
この袋は破けても死んでしまうことは少ないですが、左右均等に元通りになることはまずないので、水換えや薬浴などで触ることがある際には気をつけましょう。
特に大会などで入賞目的で飼う場合、水泡は左右均等が良いとされています。そのためこの袋が破けると入賞は絶望的なので、傷つけないように慎重に扱ってください。
◆アドバイス◆
比較的飼いやすい品種だが、水換えは慎重に行ってください。水泡を破く原因として一番多いのは、「水槽に水泡眼を入れっぱなしで水換えをした」「網で掬ったら暴れて落ちた」など。
水換えや網で掬う際には、注意して扱ってください。
また、元々泳ぎが下手な部類に入りますので、ホースの排水口に吸い込まれたらほぼ確実に袋が破けると思ってください。必ず水槽から出した後に水換えを行い、網から落ちないように網の上に手を添えて移動させてください。