日本オランダ(にほんおらんだ)
◆日本オランダの歴史◆
日本オランダ今から180年以上前に中国から渡来したオランダシシガシラが、主に西日本や四国で日本独自に世代を重ねられてきたそうで、今でも四国には、熱心な愛好家の方達が少数ながら存在しておられます。
しかし、そのオランダは、現在流通するオランダシシガシラとは、全く趣を異にする魚で、日本で独自の世代を重ねてきたため、「日本オランダ」と呼ばれています。「長手オランダ」とも呼ばれるタイプです。
→写真:日本オランダ
◆特徴◆
この日本オランダ(長手オランダ)は、比較的少数ですが熱心な愛好家が飼育されている程度ですので、流通にのることは少なく、その希少性もあって、飼育を熱望される愛魚家の方も少なくありません。
丸い体形のオランダシシガシラと比べると、この日本オランダは、頭から背ビレ基部までの間隔が長い。見た目も長いので両者が同じオランダシシガシラと呼ぶには違和感はある。
このオランダだけを品評する会が四国にあり、毎年、優良な固体が選出されているが、年々、飼育される方は減っているようです。中部地区でも愛知県の向坂養魚場が中心となり、中部オランダ愛魚会が作られ、20人程の会員の方々が、このオランダを飼育されています。