津軽錦(つがるにしき)
◆津軽錦の歴史◆
津軽錦青森県の津軽地方で古くから飼育されていた地金魚です。
津軽錦は青森市、弘前市を中心に約二百数十年以前から飼育されていた地金魚で、昭和2年に津軽錦と命名されました。
昭和20年7月の大空襲で保存されていた親魚が死に、この品種は絶滅しました。
その後数十年の選別淘汰により、昔の形に近づけ固定をし、現在の津軽錦の復活を成功させました。
復元に使われたのが東錦とランチュウである為、中にはモザイク透明鱗タイプの個体もいます。
津軽錦は津軽のねぷた祭りでおなじみの「金魚ねぷた」のモデルとなっています。
→写真:津軽錦
◆特徴◆
体形はランチュウの各ひれを長く雄大にした姿で、肉瘤が発達しないのが特徴です。
四つ尾と三つ尾がおりますが、基本は三つ尾が珍重されると言われています。