人工授精セット【高級金魚】


■新内容■ 確実に人工授精をする為の材料が入っています。
★繁殖液250cc水産関係で最も使用している特級品
★2.5ml注射器(針なしシリンジ)二本
★卵付着防止用クリーム
★プラお茶椀
★産卵シート1m
産卵シート付き

【産卵準備から】
早期産卵を目指すなら、必ずFRP水槽かプラスチック水槽で魚を起こすことが必要です。叩き池では産卵しません。初日にヒーターを入れ、10℃で起こしま す。初日は餌抜きです。二週間目に12℃、3週間目に15℃と少しずつ温度を上げていきますが、餌は最初の一週目一日一回、二週目から一日二回で3週目か ら一日三回です。状態が良ければ、特に雌魚は、どんどん餌を食べ卵が成熟していくはずです。持っている卵の状態などで産卵時期は変わりますが、概ね1ヶ月 から産卵が始まります。(1ヶ月で産卵に持って行くのがベストです)

早く仔を取る場合には、♂♀一緒に起こし同じ池で管理する方が良でしょう。♂の出来が遅くなる系統や心配な方は別池で数匹の雄を1週間程度早めに起こして予備的にスタンバイさせて下さい。水温は、15-18℃がベスト起こしてから約一ヶ月で産卵させましょう。

★ポイント
※起こしてからの一週間は、餌はなるべく控え目で胚芽系の餌が良いようです。
※2週目からは、通常の餌や赤虫をあげましょう。一日二回(10分で食べ尽す量)
※3週目からは、通常の餌や赤虫をあげましょう。一日三回(10分で食べ尽す量)
※4週目からは、特に♀の腹を作り産卵を促進させる為に、1日5-6回(5分で食べ尽す量)少なく回数をあげます。この頃になると♀は餌食いがとても良くなり食べまくる感じになるはずです。
【卵の管理をするケースを準備】
発砲スチロールの箱を準備します。リンゴのケースなどが適当でしょう。水温は、ヒーターを入れ20℃に設定します。発砲スチロールの底に、重りを乗せた網戸の網やブルーシートなど、卵を活着させる物を引き準備します。エアーレーションも忘れずに。 【セットに添付のシートは優れ物です。】
(本水槽で行う場合もオーケーです。その場合は、ホーロー洗面器に直に卵を付けて沈める方法もお奨めです。)
【産卵のタイミングを的確に掴む】
まず本命の♂が常に使える状態かを、そして常に精子が出る状態かを確認しておく必要があります。

雌の産卵タイミングの見極め
●腹型ができ、卵が発育し外見より太身が増して来る
●泳ぎに変化が起き、重くゆっくり泳ぐ
●腹は、餅のように軟らかくなる。産卵間近なら腹がブニョブニョペコペコになり肛門が紫色に変化
●産卵直前は、体を池に擦りつけたり、餌がないのに餌を探すような行動をとる
★産卵日の見極め(重要なポイント)
簡単な産卵予定を見極める方法があります。養魚場などがやっていることなので、間違いないと思います。金魚は、雨の日に産卵します。ですので、魚のお腹 が、柔らかくなってきたらお天気をチェックしてください。明後日から雨が降るとなったらその日の前日より準備してください。なぜ雨の日かというと 気圧で す。気圧が低くなると産卵するように遺伝子に書き込まれているためです。

上記のような兆候がありましたら、前日の夕方頃より新しく水を張った池へ♀一匹に対し、♀の発情を促進する役割を果たす役割の♂を3匹程度混ぜます。
水温は、18-20℃であわせるのが良いでしょう。必ず産卵用の藻などをセットして産卵を促進させて下さい。

産む前日には、♀が産卵場所を探して舟の底をつついたり、お腹が異常に軟らかくなります。基本的に早朝 日の出と共に準備して産卵させます。長年の研究で 産卵行動は、水温と光りに刺激され産卵する事がわかっています。重力の関係で大潮の日に産卵が行われると言われる方もいます。産卵しそうだと思いました ら、早朝3時位より電気を付け産卵を待ちます。必ず、生み出したの確認してから、人工授精を開始して下さい。無理にしぼっても悪い結果となることが多いの で、その点を十分注意下さい。成熟した雌は、少し押すだけで直ぐに卵を放出します。

魚の産卵は基本的に早朝から朝に行われます。これは、まだ暗いうちが受精率が高いからです。昼間の産卵の場合、特に屋外で受精させた場合には、非常に受精 率が下がります。♂の精子は、紫外線に非常に弱く受精率が下がってしまいます。昼間に受精させる場合には、室内等で紫外線をカットするか、紫外線の少ない場所で受 精させると受精率は上がります。また、卵も紫外線を嫌いますので、十分な対策が必要です。

魚が産卵状態になったり、生み出した時に人工授精にて約9割以上で受精させるため、非常に効率よく産卵受精を行え親魚の負担も非常に軽く大切な親魚を落とす事も少なくなり安心です。また、初めての方でも簡単に行えます。
また、♀魚は、餌を抜かないで同じ状態で管理した時には、1週間-2週間で次の産卵を行う事が多いです。
【人工授精セット使用方法】

●まず雌が卵を生みはじめたり、卵をこぼしはじめたら早速開始です。


●注射器に繁殖液を1.5ml程度入れます。


●一匹の♀の卵から、複数の♂の卵を取りたい場合は、注射器を数本用意する必要があります。本命の♂を準備し精液を採取します。


●水で良く絞ったタオルを準備、魚をタオルで包み込みます。


●肛門と尾びれ腹などを入念にそして確実にティシュで水分をとります。水分が残っていると失敗しますので、水分を必ず取って下さい。


●肛門付近を軽く押すと精子が出ます。


●繁殖液を1.5mlの注射器で吸い取ります。ほんの一滴程度でも十分に受精可能です。繁殖液は精子が入ると多少白濁りするので確認できるハズです。 この状態で精子は、常温で約1時間は生きています。冷蔵庫等で管理した場合には、何日か生きていますが、受精率が悪くなる場合がありますので、早めに使用 して下さい。

●次に♀を準備します。添付のプラ茶碗にに卵をおとしますが、その前に添付のプラ茶碗の表面にしっかりと卵付着防止クリームを塗り込みます。

●プラ茶碗に卵を受けます。卵付着防止クリームを塗布しているので卵が付着しません。
魚をタオルで巻き、尾びれ肛門腹などを入念にティシュで水分を拭き取ります。
水分があると失敗しますので、入念に拭き取って下さい。その作業が終了しましたら、肛門近くを軽く押すと、青鼻水のような卵がジュルジュルと出てきますので、直接プラ茶碗の上に取ります。

●そして、手早く♂から採取した精子入り注射器リンゲル液を卵に全部かけます。この時点ではまだ受精していません。

●そこに水をいれると同時に受精します。約10-15秒程度で受精します。 


あとは、産卵藻や発砲スチロール【添付の産卵シート】等に付着させるだけです。


卵の管理をする発砲スチロールのケースに 
添付の産卵シートを入れます。
本水槽へ卵を入れる場合、洗面器に直に卵を広げる方法もお奨めです。


※卵は受精と同時に水を含みふくれて粘着卵になりますので、直ぐに卵をいれますが、その際に水面を撹拌しながら卵がバラバラになるように激しく撹拌して下さい。卵が団子にならないようにくれぐれも注意して下さい。

※卵には、絶対紫外線が当たらないように蓋をする必要があります。

※温度の変化がなく常に一定に保つ必要があります。水温の変化がおこると奇形が生まれやすくなりますので十分注意が必要です。エアーレーションも重要です。

※卵を産んでから5日で孵化がベストです。水温20℃一定が基準で温度を下げると孵化日数が遅れます。


※目が出来て孵化間近になりましたら、水温21℃にした本水槽へ 卵をシートごと移動して孵化を待ちます。本水槽の方は、水温を1℃上げて孵化を促進させます。

 

※産卵が終わったら特に雌魚のケアーが必要です。

雌だけにして、アクリフラビンを規定量入れて養生します。産卵翌日から、少しずつ餌をつけていきますと、1-2週間で次の産卵が始まります。卵を産ませ炊くない場合は餌を与えないで下さい。産卵は止まります。

サンプル動画 参考にして下さい。


■オスの精子の取り方!
http://jp.youtube.com/watch?v=x2EQFJIkMyk&feature=channel_page

■メスの卵の取り方!お茶碗などに 卵付着防止クリームを塗り、そこに卵を絞る
http://jp.youtube.com/watch?v=oM5VhsSDmeU&NR=1


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