ハイポ(はいぽ)
チオ硫酸ナトリウムのことで、カルキ抜きに使用される薬品です。
水に溶けやすく、水道水中の塩素などを除く作用があるので、魚の飼育に水道水を使わなければならない時に使用されます。
観賞魚などの飼育に水道水を用いる場合、水道水中の残留塩素を除去しなくては飼育できません。
しかし、ハイポの入れ過ぎた場合、酸素と反応し、時間の経過とともにハイポに含まれているイオウ分が遊離し臭気を出し、イオウ分が水中の酸素を消費するとともに、ミネラル分等と反応して白い濁りを生じ、エアーストーンや水槽の壁やエアーホースに付着します。通常の使用量は、50リッターに付き一粒です。
この除去容量をを誤り、100倍以上の濃度を水で希釈すると魚を弱らせ、あるいは、死なせてしまうことがあります。
速効性を求める場合には、お湯などに良く溶かし希釈すると良いでしょう。